テレワークの4つのワークプレイスと同期型・非同期型、プラットフォーム
テレワークの4つのワークプレイス
テレワーク=在宅勤務ではなく、働く場所を組み合わせて働く働き方
図の通り4つの場所がある。
- リアルオフィス(フェイスツーフェイスオフィス):本来のオフィス・専用型サテライトオフィス・クライアント先オフィス
- プライベートプレイス(リモートワーク):自宅・実家・別荘・リゾートホテル等
- パブリックワークプレイス(繋がるテレワーク):共用型サテライトオフィス・シェアオフィス・コワーキングスペース等
- モバイル(公共空間):移動中の交通機関、喫茶店等
それぞれのワークプレイスの特徴・メリット・デメリットは以下図の通り。
同期型テレワーク・非同期型テレワーク
同期型テレワークと非同期型テレワークでは、働くスタイル、社内ルール、人事考課など諸点で異なる。
1)同期型テレワーク
同期型とは、同僚上司等、同じ時間で働くテレワークである。
常時カメラが繋がっていて、それぞれのオフィス・自宅等の様子・雰囲気を共有する。
必要があれば、カメラやチャットでコミュニケーションできる。
リアルオフィスでの仕事と同じような感覚で仕事ができる。
ただし、必ずカメラで動画が配信されている必要はない。チャットだけでも、メールだけでもよい。
同期型テレワークは、緊急で電話を使うこともできる点が、テレワークになれない場合は強みである。
臨場感技術はますます高まり、等身大ディスプレイなどを使えば、相互のワークプレイスは一体化する。
将来は、テレワークを意識無くなるだろう。
2)非同期型テレワーク
時間を共有せずに、一人で働くテレワークである。好きな時間に自由に気兼ねなく働ける。集中を要する作業に向いている。
たとえば、朝早く起きて、午前中に一日の仕事を終えてしまう。午後からは自由な時間を過ごす。こうした働き方ができる。
テレワーク・プラットフォーム
テレワークで使われるICTは、本来のオフィスでも活用すべきである。
テレワークのシステム(テレワーク・プラットフォーム)を使って、固定席を設けずオフィス内のテーブルを移動して仕事ができるオフィスを、『フリーアドレス』化されたオフィスと呼ぶ。
フリーアドレスのオフィスでは、オフィス内好きな場所で仕事ができるし、会議やちょっとしたミーティングなども、パソコン持参で集まれば、会議室も不要、予約も不要、どこでもできる。
●コミュニケーションツールのメールツール、チャットツール、ビデオ会議システム、プレゼンスツール等
●プロジェクトのワークフローを共有するプロジェクト管理ツール等
●電子ファイルやデータを共有するファイルシステム、データベース等
●そのほかセキュアな環境をつくるためのサーバやアプリケーション等
これらから構成される
テレワークを初めて導入するための手順<いちから始めるテレワーク>