テレワークのための4つのワークプレイス

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テレワークする場所はどこでしょうか。多くの方は自宅、と答えるのではないでしょうか。

答えは、どこでもよい、となります。時間と場所にとらわれない働き方がテレワークです。

どこでもテレワークできるわけですが、場所の特性から4つに大きく分けられると考えています。

1つは自宅ですが、自宅の他に、実家や別荘、旅行先のホテル・旅館なども含まれます。これは本人やその家族だけの空間、つまりプライベートな空間です。仕事中にパソコンを他者にのぞき見されるとか、Web会議の内容が聞かれるなどの心配のない空間です。この空間では他者はもとより同僚等とも遮断された空間です。

2つ目は、プライベート空間の逆で、パブリックな仕事用の空間です。コワーキングスペースやサテライトオフィスなどです。これらの空間はパブリックですが、登録された会員が利用するワークプレイスです。喫茶店のように大小のテーブルやweb会議用の防音ブースなどが設けられています。

企業がパブリックスペースと契約しワーカーが利用するタイプとワーカー個人が自費で契約し利用するタイプがあります。前者は企業オフィスの延長として位置づけられサテライトオフィスとも呼ばれます。サテライトオフィスは1企業のみが利用する専用型と複数の企業が共同で利用する共用型があります。

パブリック空間ですので、社外や部外のワーカーが周りにいます。パソコンを故意に覗かれることはありませんが、見えてしまうものです。また、web会議や電話の声などは100%防音することは難しく、ぼんやりと聞かれてしまいます。

3つ目は、移動空間です。新幹線や一般の電車の車内、飛行機の機内、空港の待合室などです。こちらはパブリック空間ですが、仕事をするために設計された空間ではなく、ある種喧噪のなかで仕事をすることになります。回りには不特定多数の人がおり、セキュリティには注意を要します。

そして、4つ目は、従来からのオフィスです。従来のオフィスの働き方はテレワークではないと思われると思いますが、テレワークが一般的になりつつある今では、オフィスであってもパソコンで働いています。それもインターネットにつながったパソコンですから。

従来のオフィスで自席を固定せず、その時の気分で自由に選べるオフィスを、フリーアドレスのオフィスと言っていますが、いわば社内のテレワークです。

テレワークする場所は?その答えは、プライベートワークプレイス、パブリックワークプレイス、移動空間、会社のオフィスとなります。

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